10月22日放送のZIP!「伊藤健太郎のZIP!シネマアクター」のコーナーにて、女優ケイト・ブランシェットを紹介していました。
ケイト・ブランシェットといえば、芯が強く、りりしく、それでいて多様な役柄をこなす実力派女優として評判です。
現役の俳優である伊藤健太郎さんから見る大女優は、いったいどんな姿に見えたのでしょうか。
オーストラリアが生んだ大女優ケイト・ブランシェット!
まずはケイト・ブランシェットの経歴について簡単に紹介します。
オーストラリアのメルボルン出身。
メルボルン大学で美術史と経済学を専攻していたのですが、当時は俳優には興味がなかったそうです。
ところが、在学中に演劇に魅せられて一気に夢中になっていきました。
夢中になるがあまりに在籍していた大学を中退し、オーストラリア国立演劇学院への入学を決意。
そうして演劇活動を行う中で、映画『エリザベス』でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞し、一気にその名が知れ渡ることになりました。
映画大好き俳優・伊藤健太郎さんが語るケイト・ブランシェットの魅力!

「伊藤健太郎のZIP!シネマアクター」のコーナーにて、伊藤さんが熱く語ってくれたのはハリウッド女優のケイト・ブランシェットです。
伊藤「ハリウッドの女優さんたちの中では特にカッコイイという言葉が似合う女優さんだなと思っていて、2回オスカー受賞しているし、間違いなくハリウッドNo.1ハンサムですよね!」
「カッコイイ系」女優の代表格!
まずは今感じている印象について教えてくれました。
伊藤「声も低いし、顔立ちもカワイイというよりかカッコイイ系。違う時代を生きたエリザベス1世を演じていたりと、美貌を売りにするのとはちがうカッコよさがあります」
ケイト・ブランシェットはその特徴ある声を生かし、29歳の時に演じたのが16世紀のヨーロッパに君臨したエリザベス1世。
さらに『シンデレラ』では意地悪な継母役を演じました。
シンデレラを舞踏会に参加させないように執拗にいじめるシーンも。
伊藤「ここでは意地悪なお母さんを演じているんだけど、今までとは違った色のオーラをまとったような、まるでケイト本人ってわからないくらい別人になりきっている」
『ベンジャミン・バトン~数奇な人生~』は必見!
ここで数ある名作の中から、伊藤さんがぜひ見てほしいという作品を紹介!
伊藤「ここで紹介したいのは『ベンジャミン・バトン』です!公開されたとき映画館に見に行って、そこに出てきたこのカッコイイ女性はなんだ!?と」
アカデミー賞13部門にノミネートされた『ベンジャミン・バトン~数奇な人生~』。
ブラッド・ピット演じるベンジャミンは、85歳からどんどん若返っていく主人公。
一方、ケイト・ブランシェットはその恋人デイジー役で、17歳から86歳までの生涯を一人で演じました。
そんな『ベンジャミン・バトン~数奇な人生~』からこれぞ!という場面を伊藤さんが選んでくれました。
伊藤「特殊メイクを使っているとはいえ、いくら見た目をつくり込んだとしても芝居ができていなければその年齢に見えないと思います」
出演当時ケイト・ブランシェットは39歳にもかかわらず、若き20代も、年齢を重ねた50代も演じ切り、それぞれの年代に沿った話し方など優れた演技全てが必見だそうです。
伊藤「年齢の幅を演じるのって、しかも一人で、こんな難しいことをよくこんなにリアルにできるなと思って、驚いています」
現役俳優ならではの本音で語ってくれました。
主な出演作品を一部紹介!
ケイト・ブランシェットの俳優哲学によると、自分らしさで演じることに全く興味がないとのこと。
他人の目線から理解して学びたいことがその理由だそうです。
それを証明するかのようにさまざまな役柄に挑んでいますので、ここでその一部を紹介します。
『キャロル』(キャロル役)
上流階級の身分でありながら、女性を愛する女性の役。
その立ち居振る舞いがあまりにイケメンすぎると、女性からも大評判の作品です。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』(女神ヘラ役)
マイティ・ソーを超える力を持つ絶対的な神として、最強の敵役を演じています。
本人もこのオファーがあった時、興奮を抑えきれないほど喜んだと語っています。
悪役にも道理がある、そんな役作りにも注目です。
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(イリーナ・スパルコ役)
インディ・ジョーンズに神秘のパワーを手に入れることができるクリスタル・スカルを探させる、ソ連軍の指揮官の役です。
主人公を追い詰める悪役ですが、その堂々たる姿が見ものです。
まとめ
母であり大女優でもあるケイト・ブランシェットの生きざまがカッコイイと、女性からも絶大な人気があります。
美しいドレス姿や、スーツをピタッと着こなすそのファッションセンスなども人気の理由です。
演技が絶賛されるのは、やはり本人のあふれ出る魅力あってこそですね!