今回は2021年公開の映画『騙し絵の牙』のキャストを紹介します。
『罪の声』の作者として知られる塩田武士さんが、大泉洋さんを主人公に当て書きして書かれたミステリー小説が原作となっています。
映画化に伴い主人公に大泉洋さんがキャスティングされ、話題沸騰中です!
映画『騙し絵の牙』のあらすじと注目ポイント
出版不況の波にもまれる大手出版社・薫風社では、創業一族の社長が急逝し次期社長の座を巡って権力争いが勃発します。
そんな中、専務の東松が進める大改革によって売れない雑誌は次々と廃刊の危機を迫られます。
例に漏れず廃刊の危機に立たされるカルチャー誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水。
彼は笑顔の裏に誰も知らない”牙“を隠しているのでした。
塩田武士さんが出版業界を4年間取材して書き上げた小説の映画化作品である本作。
どんでん返しが続き、最後まで展開を予測できないストーリーとなっています。
そしてさらなる注目ポイントは、主人公・速水は大泉洋さんを想定されて描かれており、小説執筆時から大泉洋さん主演での映像化を視野に入れていたということです。
「大泉洋さんをイメージして描かれた主人公を、映画化で大泉洋さんが演じる」という前代未聞の映画となっています。
一見頼りなさそうな主人公が抜群のコミュニケーション能力を発揮していく姿は、まさに大泉洋さんのキャラクターそのものです!
映画『騙し絵の牙』の主要キャスト

大泉洋さんはもちろん、出版社業界を取り巻く人々にも実力派俳優がキャスティングされました。
今回は大泉洋さん、松岡茉優さん、佐藤浩市さんのプロフィールを紹介します。
大泉洋(速水輝役)
1973年4月3日生まれ。
北海学園大学在学中に演劇研究会に入り、森崎博之さん、安田顕さん、佐藤重幸さん、音尾琢真さんとTEAM NACSを結成します。
1995年から芸能活動を開始し、1996年10月から出演した「水曜どうでしょう」で一躍北海道の人気タレントになりました。
2004年に31歳で本格的に東京進出を果たし、バラエティを中心に知名度を上げる中で俳優としても活動します。
2012年の映画『探偵はBARにいる』では日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞しました。
2018年『恋は雨上がりのように』では小松菜奈さんとの年の差恋愛を演じ話題となりました。
幅広い年代から支持を得る大泉洋さんは、2020年のNHK紅白歌合戦で白組司会を担当することが発表されました!
前述した通り『騙し絵の牙』の主人公のモデルは大泉洋さんですが、塩田武士さんは大泉洋さんの映像や本人との会話などから徹底的に分析し、主人公の速水を書き上げました。
小説版『騙し絵の牙』の表紙にも大泉洋さんが起用されています!
【その他の出演作】
- 『駆込み女と駆出し男』
- 『アイアムアヒーロー』
- 『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』
松岡茉優(高野恵役)
1995年2月16日生まれ。
妹の松岡日菜さんがスカウトされたのをきっかけに、松岡茉優さんも芸能界入りしました。
2008年、人気女性タレントを多く輩出した朝のバラエティ番組「おはスタ」のおはガールに抜てきされます。
2013年、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』でアイドルグループのリーダーである入間しおり役として注目を集めました。
2016年には競技かるたを題材にした人気漫画の実写映画『ちはやふる -結び-』で若宮詩暢役を演じさらに人気を高め、2017年にはラブコメディ『勝手にふるえてろ』で映画初主演を果たします。
2018年に出演した『万引き家族』はカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。
家族の一員・柴田亜紀役を体当たりで演じた松岡茉優さんは、日本アカデミー賞優秀助演女優賞・ブルーリボン賞助演女優賞を受賞しました。
熱狂的アイドルマニアとしても知られバラエティで熱いアイドルトークを繰り広げるなど、親しみやすいキャラクターも人気です!
【その他の出演作】
- 『桐島、部活やめるってよ』
- 『猫なんかよんでもこない。』
- 『蜜蜂と遠雷』
佐藤浩市(東松龍司役)
1960年12月10日生まれ。
父親は日本映画界を支えた名優、三國連太郎さんです。
息子の寛一郎さんもまた、俳優として活躍されています。
幼少期から父親の仕事を見学していた佐藤浩市さんは、1980年にドラマ『続・続事件』で芸能界デビューを果たしました。
翌年に出演した映画『青春の門』では日本アカデミー賞・ブルーリボン賞で新人賞を受賞。
コメディからシリアスまで幅広い役柄をこなし、数々の映像作品に出演してきた佐藤浩市さん。
1994年には『忠臣蔵外伝 四谷怪談』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞しました。
三谷幸喜作品の常連キャストであり、2008年に主演を務めた『ザ・マジックアワー』は三谷作品でも特に人気の高い作品となっています!
2020年12月には主演映画『サイレント・トーキョー』が公開予定です。
さらに2019年の大ヒット映画『ザ・ファブル』の第2章の公開が2021年に決定し、佐藤浩市さんは前作同様ファブルのボス役として出演しています!
【その他の出演作】
- 『誰も守ってくれない』
- 『64 ロクヨン』
- 『Fukushima 50』
まとめ
2021年公開の映画『騙し絵の牙』のキャストを紹介致しました。
裏切りや陰謀が渦巻く中で、最後にほほ笑むのは誰なのか。
大どんでん返しのラストは必見です!