今回は、累計発行部数284万部以上を記録している司馬遼太郎の小説『峠』を初映像化した作品『峠 最後のサムライ』についてお伝えします。
話題の豪華キャストやロケ地についても調べてみました!
『峠 最後のサムライ』のあらすじと注目ポイント
大政奉還により徳川幕府が終焉。
新政府軍と旧幕府軍の間で戊辰戦争が勃発した時、どちらにも属さず武装中立を目指した長岡藩の家老・河井継之助という男がいました。
戦うことが当たり前となっていた時代に和平を望み、妻と国を愛し最期の戦いに臨みます。
本作は、黒澤明監督の助監督を経て『雨あがる』(2000年)など数々の作品で受賞歴のある小泉堯史監督の最新作。
映画界を代表する名俳優たちの共演にも注目です。
ロケ地は?どこで撮影されたの?
河井継之助は長岡藩の家老であったことから、ゆかりのある新潟県を中心に撮影が行われました。
旧家の残る長岡市でのロケは作品にリアリティをもたらしていますよ。
また、8800坪の敷地を誇る「豪農の館 北方文化博物館」がロケ地の1つとして使用され、当時をそのまま感じられるような美しい景観が映画を彩っています。
『峠 最後のサムライ』の主要キャスト

- 役所広司
- 松たか子
- 佐々木蔵之介
- 永山絢斗
役所広司(河井継之助)
デビュー後は時代劇を中心に活躍し、『徳川家康』(1983年)での織田信長役や『宮本武蔵』(1984年)での主演により注目を浴びます。
映画『Shall We ダンス?』(1996年)が大ヒットし、同年『眠る男』『シャブ極道』と立て続けに公開されると、全作で主演男優賞を総ざらいしました。
その後も毎年のように映画出演、受賞を繰り返し確固たる地位を築いています。
『SAYURI』(2005年)ではハリウッド映画に出演し、チャン・ツィーなどアジアを代表する俳優との共演を果たしています。
近年では『渇き。』(2014年)で小松菜奈さんの”最低の父親”役を好演するなど第一線で活躍し続けている名俳優です。
小泉堯史監督とは『蜩ノ記』(2014年)以来の再タッグとなります。
松たか子(おすが)
圧倒的な歌唱力と表現力で世界を魅了し、『アナと雪の女王』シリーズのエルサ役で知られる松たか子さん。
『ロングバケーション』(1996年)、『ラブジェネレーション』(1997年)、『HERO』(2001年)と木村拓哉さんとの共演が多く、毎回高視聴率を叩き出し平成ドラマを代表する最強タッグとして活躍しました。
映画では、竹中直人さんが監督を務めた『東京日和』(1997年)の水谷役でデビューし新人賞を受賞。
その後数々の作品に出演し、受賞歴も多数あるトップ女優に上り詰めました。
『告白』(2010年)では冷徹な女性教師を演じ、R15指定にも関わらず大ヒットを記録。
『小さいおうち』(2014年)では昭和初期の中流階級の奥様役を上品に演じ、その美しさが話題になりました。
一方でドラマ『カルテット』(2017年)などコメディ作品では思い切りのある演技もこなす、実力派女優です。
佐々木蔵之介(小山良運)
『ハンチョウ~神南署安積班~』シリーズで知られる佐々木蔵之介さんは、独身イケメン俳優”最後の砦”として女性からの人気も高い実力派俳優です。
刑事役を務めることが多いですが、ドランクドラゴンの塚地武雅さんと共演した『間宮兄弟』(2006)では30歳を過ぎても兄弟仲良く同居するお二人の姿に多くの人が癒されました。
『夫婦フーフー日記』(2015年)などコメディ作品にも出演しており、『超高速!参勤交代』(2014年)ではお人よしな藩主をコミカルに演じ主演男優賞を受賞。
2016年には続編が公開されるほどの大ヒットを記録しました。
最近も『空母いぶき』(2019年)での海上自衛官役が評価されアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど、精力的に活動されています。
松蔵(永山絢斗)
永山絢斗さんは2010年『ソフトボーイ』でシェフを目指す高校生を演じ、新人賞を受賞しました。
『ふがいない僕は空を見た』(2012年)やドラマ『モザイク・ジャパン』(2014年)では主役として活躍しています。
『藁の楯』(2013年)では、誰にでも突っかかっていく強気で真面目な刑事を熱演。
大沢たかおさん、松嶋菜々子さん、岸谷五郎さんなどそうそうたるメンバーの中でしっかりと存在感を示しました。
力強い演技が魅力の期待の俳優さんです。
まとめ
今回は2021年公開の映画『峠 最後のサムライ』のキャストやロケ地についてお伝えしました。
見ごたえ十分の豪華キャストや当時を再現した風景にも期待です。