L・M・モンゴメリの有名な小説『赤毛のアン』をベースに新たな物語を描くドラマ『アンという名の少女』。
気になるキャストと吹替版の声優陣を紹介していきます!
『アンという名の少女』のあらすじと注目ポイント
現在Netflixにて3シーズン27話を放送中の『アンという名の少女』。
19世紀後半のカナダ、自然あふれるプリンス・エドワード島。
男の子を頼んだはずのマシュウ・カスバートとマリラ・カスバートの老兄妹でしたが、手違いで駅に待っていたのはおしゃべり好きで、想像力が豊かな少女・アンでした。
孤児院に返す予定でしたが、アンが気に入った二人はアンと共にグリーンゲイブルスで暮らすことになります。
毎日が楽しくて仕方ないアンでしたが、好奇心旺盛なアンはさまざまな問題を起こしてしまいます。
自分を信じてくじけないアンの強い心、そして自然豊かなプリンス・エドワード島で過ごし成長していくアンの姿に勇気づけられます。
シーズン1ではL・M・モンゴメリの原作小説をベースにしていますが、シーズン2、3と回を追うごとに新たなストーリーが展開され、偏見、いじめ、人種差別、同性愛、女性の自立などの現代的なテーマが描かれていくところにも注目です。
『アンという名の少女』の主要キャスト

オーディションで選ばれ見事アン役に抜てきされたエイミーベス・マクナルティをはじめ若手の俳優陣も多い中、マシュウ役にはR・H・トムソン、マリラ役にはジェラルディン・ジェームズと名優が脇を固めます。
エイミーベス・マクナルティ(アン・シャーリー役)
TVシリーズ『Agatha Raisin』『The Sparticle Mystery』『Clean Break』 (全て日本未公開)出演を経て、14歳の時にオーディションで1800人以上の中からアン役に選ばれました。
ドラマの他には映画『モーガン プロトタイプ L-9』(2016)でアニヤ・テイラー=ジョイ演じるモーガンの幼少期を演じています。
吹替:上田真紗子
吹替声優として『センチュリオン』(劇場未公開)エティン役、『戦場のレクイエム』(2009)スン・グイチン役、『アンネの追憶』(2009)ハネリ役などを担当。
吹替の他にもナレーションやCMでの活動もしています。
ジェラルディン・ジェームズ(マリラ・カスバート役)
ドラマセンター・ロンドンで演劇を学んだ後、80年代から映画に出演し始め『彼女がステキな理由』(1989)、『知らなすぎた男』(1997)、『愛のエチュード』(2000)など話題作への出演が続きます。
ロバート・ダウニー・Jr.がシャーロック・ホームズ役を演じ、ジュード・ロウがワトソン役を演じた映画『シャーロック・ホームズ』(2009)では、ホームズの借家人ハドスン夫人役を演じ、代表作の一つになりました。
『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)では、アリスに求婚するヘイミッシュの母親アスコット夫人を演じています。
映画だけでなくドラマにも多数出演しており、大人気ドラマ『ダウントンアビー』シリーズではメアリー王妃として、ドラマシリーズの他、2019年に公開された劇場版にも出演しています。
吹替:一柳みる
1979年に劇団昴に入団して以降現在も所属し、看板女優として舞台をはじめドラマや映画に出演。
吹替声優としてはヘレン・ミレンやメリル・ストリープを担当することが多いです。
他には『愛が微笑む時』(1993)ジュリア役、『あなたに逢いたくて』(1995)グロリア役、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(2013)イヴリン・グリーンスレイド役など、多数の女優の吹替を担当しています。
女優としては『特捜最前線』、『太陽にほえろ!』、『暴れん坊将軍』、『はぐれ刑事純情派』など多数のシリーズものに出演しています。
アニメの声優として、『名探偵コナン』では蘭の友人園子の母親である鈴木朋子役を担当する他、『映像研には手を出すな!』(2020)の教頭役なども担当しています。
R・H・トムソン(マシュー・カスバート役)
カナダの国立演劇学校で演劇を学び、キャリアをスタートさせました。
『アンという名の少女』と同じくL・M・モンゴメリの原作小説『ストーリー・ガール』とその続編『黄金の道』や、『赤毛のアン』シリーズを基にしたカナダのドラマ『アボンリーへの道』にジャスパー・デイル役で出演しています。
同ドラマは7シーズン・全91話にも及ぶロングシリーズで、カナダ放送協会で1990年から96年にかけて放送された異例のヒットドラマとなりました。
全世界140カ国以上で放送もされています。
他の出演作には映画『ビジョン・クエスト/青春の賭け』(1985)や『クロエ』(2009)などがあります。
吹替:浦山迅
吹替声優としてアンソニー・ホプキンス、ケン・ストット、レイ・ワイズを担当することが多いですが、他には『トランスフォーマー』シリーズのラチェット役、『ダンボ』(2019)マックス・メディチ役などを担当しています。
2020年10月9日に劇場公開され16日にNetflixにて配信が始まった映画『シカゴ7裁判』では、ジュリアス・ホフマン判事の吹替を担当しています。
アニメ作品では『忍たま乱太郎』第21期から園長先生役を担当する他、『青の祓魔師 京都不浄王篇』(2017)勝呂達磨役、『キングダム』(2020)張唐役などを担当しています。
ダリラ・ベラ(ダイアナ・バリー役)
『The Stranger』(日本未公開・2010)での演技が評価されヤングアーティスト賞を受賞。
他の出演作としてドラマ『FRINGE/フリンジ』シーズン2や『スーパーナチュラル』シーズン5などがあります。
『アンという名の少女』で演じたダイアナ役が評価されており、今後の活躍に期待の女優さんです。
吹替:米倉希代子
『THAT ザット・ジ・エンド』(2019)サラ役、『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』(2017)ヒラリー役、『世界の果てまでヒャッハー』(2016)ジャクリーヌ役などさまざまな役の吹替を担当しています。
ルーカス・ジェイド・ズマン(ギルバート・ブライス役)
『フッテージ デス・スパイラル』(劇場未公開・2015)でマイロ役を演じ映画デビューを果たします。
その後に出演した、マイク・ミルズ監督の経験を基にした私的な映画『20センチュリー・ウーマン』(2016)で少しユニークな家庭で育った少年ジェイミーを演じ、その演技が非常に評価され、端正な顔立ちと相まって次代のオーランド・ブルームとも言われました。
少女が霊体Aに恋をし、霊体Aはさまざまな肉体に憑依するという新感覚の恋愛映画『エブリデイ』(劇場未公開・2018)では霊体Aが憑依する人物の一人として出演しています。
吹替:金本涼輔
主に海外ドラマの吹替を担当し、ドラマ『ヘチ 王座への道』(2019)イ・グム/ヨニングン役、『ストレイン』シーズン2(2016)などに吹替出演しています。
映画の吹替としては『エアポート2013』(2016)カビール・アリ役、『ミスティック・アイズ』(2011)ゲイリー役などがあります。
まとめ
以上『アンという名の少女』のキャスト、吹替声優を紹介しました。
L・M・モンゴメリの名作『赤毛のアン』をベースにしつつも現代的なテーマを織り交ぜた、現代の人々に刺さるドラマになっています。
字幕・吹替で見比べるのも面白いかもしれませんね。