水城せとなによる漫画を原作にした映画『窮鼠はチーズの夢を見る』が公開中です。
行定勲監督の手によって描かれた男性二人の恋模様は視聴者にどのような印象を与え、どんな評価を得たのかまとめてご紹介します。
『窮鼠はチーズの夢を見る』のあらすじと注目ポイント
29歳のサラリーマン恭一は優柔不断で、言い寄られると断れない性格。
既婚者であるにもかかわらず、他の女性との不倫を繰り返す日々を送っていました。
そこへ興信所の調査員として働いている大学時代の後輩・渉が現れます。
渉は偶然、恭一の妻からの依頼で恭一の不倫について調査をしていたのでした。
大学時代から恭一に恋心を抱いていた渉は不倫の事実を隠す代わりに恭一に体の関係を求め始めます。
恭一が離婚した後も渉は恭一の部屋に入りびたり関係を続けていきますが、いつしか恭一の方から渉を求めるようになっていきます。
しかし異性愛者でもある恭一は、離婚から2年後会社の後輩・たまきと婚約し、渉との別れを選択します。
それでも運命のいたずらのように再会してしまった二人。
果たして揺れ動く恭一の心の行き着く先は・・。
映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の評価・レビューはどんな感じ?

男性同士の恋愛映画という評価が分かれそうな内容ではありますが、実際に映画を視聴した方たちはどのような感想を抱いたのでしょうか。
みなさんの評価もあわせてご紹介します。
映画『窮鼠はチーズの夢を見る』に高評価を与えている人たちの感想
本能を曝け出してみせた大倉忠義、7年も一途に思い続けていた役どころを見事に演じ切った成田凌、それを見事なまでのラブストーリーとして130分にまとめあげた行定勲監督に喝采をおくりたい。
引用元:https://eiga.com/movie/90758/
主演の大倉忠義と成田凌の演技が特に良く、切なくも愛おしい恋愛模様をリアルに表現しています。
しかも、覚醒した行定勲監督も容赦なく巧みに描写し続けています。
引用元:https://eiga.com/movie/90758/
こんなにどっぷり「恋愛映画」に浸れたのは久しぶり。切なくて苦しくて、胸が締め付けられる作品でした。
引用元:https://filmarks.com/movies/82791?page=4
セリフだけじゃなくて映像だけで2人の距離感や心の中を描いているシーンが多いところがよかったです。
引用元:https://ameblo.jp/nacchi-desu/entry-12624660888.html
一方ではこんな低評価も。。
主人公に一切感情移入できなかったのでうーんって感じかなぁ、、あと色々偏見が多いなぁって思いましたね、、
引用元:https://filmarks.com/movies/82791
なんというかBL漫画っぽく描き過ぎてる感が否めない。いや、BL漫画なんだけど。
そのフィクション感と、行定監督の淡々としたリアリティな描き方が合致してなくて、
違和感を感じてしまってる·····のだと思う
引用元:https://filmarks.com/movies/82791?page=3
原作は知らないが、前にドラマで男性同士の恋愛で、とても
胸がしめつけらるのを観たので、期待して行った。
リアルなベッドシーンは、
ちょっと無理でした。
引用元:https://movies.yahoo.co.jp/movie/367560/review/449/?c=21&sort=lrf
BLについては小説もマンガも読むし映画も見るし、抵抗とか嫌悪感とかは全くないです。
そんな私でさえ「これはちょっと…」って引くくらいの濡れ場の連続。そうなる必然性があまり感じられず、まるでAV見てる気持ちにさせられました。
引用元:https://movies.yahoo.co.jp/movie/367560/review/557/?c=6&sort=lrf
映画『窮鼠はチーズの夢を見る』が賛否両論な訳を考えてみた
今作はBL漫画が原作ということもあり、内容に感情移入できなかったという視聴者は多かったようで、シーンによっては低評価をつけた方もいたようです。
しかし、俳優さんたちの体当たりの演技に関しては高評価を与えている方が多く、素晴らしい演技に目を奪われたというところが高評価につながり、賛否両論の意見に分かれたようです。
まとめ
シーンによっては苦手な方もいるかもしれない本作『窮鼠はチーズの夢を見る』。
題材がBLということもあって敬遠される方もおられるかもしれませんが、俳優陣が表現する切ない恋模様は、映画館で見ると一気に引き込まれてしまう作品になっているようです。