野中ともそさん原作小説の映画化であり、清原果耶さんの初主演映画でもある『宇宙でいちばんあかるい屋根』が9月4日から公開中!
また清原果耶さんが歌う、シンガーソングライターCoccoさんが書き下ろした主題歌『今とあの頃の僕ら』も合わせて注目です。
『宇宙でいちばんあかるい屋根』のあらすじと注目ポイント
14歳の少女つばめ(清原果耶)の優しい父(吉岡秀隆)と育ての母(坂井真紀)との間に子どもが産まれようとしています。
しかしそんな2人につばめな複雑な思いを抱え、学校では元彼(醍醐虎汰朗)との悪い噂もあり、もやもや…。
そんなつばめが出会ったのは不思議な老婆、星ばあ(桃井かおり)でした。
星ばあとの交流を通し、思春期のもやもやを抱えたつばめが一歩ずつ進んでいく姿に心打たれます。
また、主人公つばめを演じた期待の新鋭女優清原果耶さんのみずみずしくも繊細な演技にも大注目です!
『宇宙でいちばんあかるい屋根』の主要キャスト

主人公つばめを演じるのは本作が映画初主演となる清原果耶さん。
そんなつばめが恋するお隣の大学生浅倉亨を演じるのはノリに乗っている若手俳優伊藤健太郎さんです。
清原果耶(大石つばめ 役)
2014年にアミューズオーディションフェス2014に応募しグランプリおよびポイント賞を受賞、芸能界デビューを果たします。
翌年から「nicola」の専属モデル(通称ニコモ)として活動し始めます。
2018年に「nicola」を卒業後「Seventeen」の専属モデルとなり、現在も所属しています。
モデルとして活動する一方で、2015年にNHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』で女中ふゆ役で女優デビューし、その演技が評価され話題になりました。
以降もドラマ『透明なゆりかご』(2018)でドラマ初主演を果たし、思いテーマのドラマで真っすぐな主人公を演じたり、2019年には映画『愛唄 -約束のナクヒト-』でヒロイン凪役を演じたりと目覚ましい活躍を続けていきます。
今後の公開作に『望み』(2020年10月9日公開)、『砕け散るところを見せてあげる』(2021年公開)などこれからも大注目の女優さんです。
桃井かおり(星ばあ/ほしのとよ 役)
2005年に映画『SAYURI』でハリウッド映画初出演も果たしている日本を代表する女優の桃井かおりさん。
デビューは1971年に公開された市川崑監督の映画『愛ふたたび』でした。
その後、1975年に放送されたドラマ『前略おふくろ様』で一躍人気女優に。
着実にキャリアを積み上げ、映画『幸福の黄色いハンカチ』(1977年)で第1回日本アカデミー賞助演女優賞を受賞します。
映画『もう頬づえはつかない』(1979年)では第3回日本アカデミー賞主演女優賞に輝き、その他さまざまな賞を受賞しています。
2006年には映画『無花果の顔』で監督としてもデビューし、多彩な桃井かおりさん。
女優・監督業だけでなく、2009年には女子美術大学・女子美術大学短期大学部客員教授に就任しており、さらに活動の幅を広げています。
伊藤健太郎(浅倉亨 役)
「kentaro」名義でモデルとして活動した後、2014年にドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』で俳優としてデビューしました。
その際にkentaro名義から「健太郎」へと変えました。
映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』(2017年)、『サクラダリセット 前篇/後篇』(2017)やドラマ『仰げば尊し』(2016年)、『アシガール』(2017年)などに出演しています。
2018年に放送されたドラマ『今日から俺は!!』が大きな転機となり、一躍有名になりました。
『今日から俺は!! 劇場版』が現在も大ヒット公開中です!
今後の公開作として『とんかつDJアゲ太郎』(2020年10月30日公開予定)、『十二単衣を着た悪魔』(2020年11月6日)が控えています。
吉岡秀隆(大石敏雄 役)
『北の国から』シリーズや『男はつらいよ』シリーズ、『三丁目の夕日』シリーズなどで知られる名優吉岡秀隆さん。
そのキャリアは長く、5歳で劇団若草に所属しテレビ時代劇『大江戸捜査網』(1975年)でデビューします。
1977年には野村芳太郎監督の映画『八つ墓村』で主人公寺田辰弥の少年時代を演じて映画初出演を果たします。
1981年から2002年まで『北の国から』シリーズに黒板純役で出演し、一躍有名子役となりました。
時同じくしてオーディションで山田洋次監督に見出され、『男はつらいよ』シリーズで渥美清さん演じる主人公寅次郎の甥・諏訪満男役に抜擢されます。
初登場は第27作目となる『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』(1981年)でした。
数々の作品に出演している吉岡秀隆さん。
今後の待機作として映画『峠 最後のサムライ』『護られなかった者たちへ』(共に2020年公開予定)があります。
『宇宙でいちばんあかるい屋根』の原作本もあわせてチェック!
『パンの鳴る海、緋の舞う空』で第11回小説すばる新人賞を受賞し、小説家デビューを果たした野中ともそさんの小説、『宇宙でいちばんあかるい屋根』は光文社文庫より発売中です。
14歳という“多感”な時期を生きる少女つばめが家族には言えない複雑な思いや学校でのもやもやを、不思議な老婆星ばあに相談することで大人への一歩を踏み出していく、みずみずしく淡い切なさも感じさせるファンタジードラマです。
まとめ
現在公開中の『宇宙でいちばんあかるい屋根』のキャストを紹介してきました。
映画初主演の清原果耶さんの等身大でみずみずしく、繊細な演技。
そんな清原果耶さんを包み込むような名女優桃井かおりさんの演技は必見です。
また、多感な時期の少女の繊細な心を描いた原作も合わせて読みたいですね!