数々の映画作品で注目を集めるクリストファー・ノーラン監督。
そんなノーラン監督の出世作『メメント』のキャストに注目してみましょう!
『メメント』のあらすじと注目ポイント
あらすじ
新しい記憶が10分間しかもたない「前向性健忘」を患う主人公レナード。
彼の最後の記憶は、妻が2人組の強盗に殺される場面でした。
2人組の強盗のうち1人は拳銃で射殺したものの、もう1人はレナードの頭を壁に打ち付け逃走します。
その際に負った脳への損傷が原因でレナードは「前向性健忘」を患ってしまうのです。
レナードは逃走した犯人「ジョン・G」を自ら探し、復讐しようとします。
彼は新しい事実が明らかになるたび自身の体にタトゥーを彫り、ポロライド写真を撮って記憶を補完していきますが…。
注目ポイント
映画『メメント』は時系列が逆向きに進行していく「カラーパート」、順行していく「モノクロパート」の2パートで構成されています。
『インセプション』や『インターステラー』といった他のノーラン作品にも見られる”時間を操作”する演出が楽しめます!
『メメント』の主要キャスト

主人公を演じるガイ・ピアースを始め、『メメント』のキャストは実力派俳優ばかりなんです!
ガイ・ピアース(レナード・シェルビー役)
- 『プリシア』(アダム/フェリシア役)
- 『L.A.コンフィデンシャル』(エド・エクスリー役)
- 『ハートロッカー』(マット・トンプソン軍曹役)
- 『英国王のスピーチ』(エドワード8世役)
- 『アイアンマン3』(アルドリッチ・キリアン役)
- 『ロスト・エモーション』(ジョナス役)
1967年イギリス生まれのオーストラリアの俳優で、1997年公開の『L.A.コンフィデンシャル』でハリウッドデビュー。
ガイ・ピアースはこの作品で名だたる共演者を相手に堂々と演技をし高い評価を得ました!
その後、アカデミー作品賞受賞作品である『ハートロッカー』や『英国王のスピーチ』に出演。
『英国王のスピーチ』では主人公ジョージ6世の兄エドワード8世を演じています。
また、人気ヒーロー作品の『アイアンマン』では、主人公トニー・スタークを追い詰める敵役キリアンを演じています。
文芸作品からエンターテイメント作品まで幅広い活躍をしているガイ・ピアース。
今後の出演作にも期待ができるのではないでしょうか!
キャリー=アン・モス(ナタリー役)
- 『サボタージュ』(ルイーズ・ルー・キャッスル役)
- 『マトリックス』シリーズ(トリニティ役)
- 『スノーケーキを君に』(マギー役)
- 『4デイズ』(ヘレン・ブロディ役)
- 『バイバイマン』(ショー刑事役)
1967年、カナダ生まれの女優。
『マトリックス』シリーズのトリニティ役に抜擢されたことがきっかけで脚光を浴び、出演オファーが殺到したと言われているキャリー=アン・モス。
映画『メメント』でインディペンデント・スピリット賞助演女優賞を受賞しています。
また、日本では公開されていませんが『スノーケーキを君に』ではジェミニ賞助演女優賞を受賞。
『マトリックス』シリーズがあまりにも有名なキャリー=アン・モスですが、他の作品でもその実力を発揮されているようです!
ジョー・パントリア―ノ(テディ役)
- 『卒業白書』(グイド役)
- 『逃亡者』(コズモー役)
- 『バッドボーイズ』シリーズ(ハワード警部)
- 『マトリックス』(サイファー役)
1951年、アメリカ生まれの俳優。
もともとテレビ作品への出演が多かったようですが、『卒業白書』を皮切りに映画にも出演するようになったようです。
『バッドボーイズ』シリーズでは、主人公マーカスとマイクの上司ハワード警部を演じています!
2人を支援するために警察官生命をかけて献身的に行動するハワード警部。
『メメント』のテディとは全く違う印象を受けるのではないでしょうか。
また、ジョー・パントリアーノは『マトリックス』にも出演しています。
『マトリックス』で演じたサイファーはトリニティに好意をよせるも相手にされなかったという設定。
『メメント』での二人の役どころと見比べても面白いかもしれません!
これまで50作品以上の映画に出演されていることに加え舞台の経験も豊富なジョー・パントリアーノは、名脇役として知られています。
今後の作品でも、名脇役としての実力を発揮されるのではないでしょうか!
まとめ
映画『メメント』には多くの実力派俳優が出演しています!
数々の話題作で有名なクリストファー・ノーラン監督ですが、ノーラン作品のキャストに注目してみても面白いかもしれません!