”見えるのは、殺意だけ。”
1933年に公開された同名映画『透明人間』のリブート作品でありながら、女性目線で描かれ現代風に仕上がっている本作。
気になるキャストをあらすじとともに本記事でご紹介します!
『透明人間』のあらすじと注目ポイント
束縛された関係から逃げるため、天才科学者エイドリアンの豪邸から脱出を図ったセシリア。
失意の上、莫大な財産の一部を彼女に残し自殺したエイドリアン。
しかしエイドリアンの死を疑うセシリアに、偶然とは思えない不可解な出来事が襲います。
誰もいないはずの背後から聞こえる息遣い。
いるはずがないのに確かにいる、「見えない何か」・・・。
命の危険をも感じる出来事が重なるにつれ、彼女は徐々に正気を失っていき・・・。
製作はブラムハウス・プロダクションズの敏腕プロデューサーであるジェイソン・ブラム、監督・脚本・製作総指揮として『ソウ』シリーズを手掛けたリー・ワネル。
終始息詰まるシーンの連続に、没入してしまうこと必至です!
『透明人間』の主要キャスト

狂気に翻弄される主人公セシリアをエリザベス・モスが、天才科学者エイドリアンをオリヴァー・ジャクソン=コーエンが熱演しています。
エリザベス・モス(セシリア・カス役)
主演エリザベス・モスは1982年7月24日生まれで、カリフォルニア州ロサンゼルス出身。
1990年から子役としてそのキャリアをスタートしています。
1999年の『17歳のカルテ』ではアンジェリーナ・ジョリー、ウィノナ・ライダーと共演。
2007年からは、多くの賞を獲得している人気テレビドラマ『マッドメン』で、広告会社で社内唯一の女性コピーライターとして、女性差別や嫉妬と孤軍奮闘しながら立場をあげていくペギー・オルセン役を演じました。
当作での好演により2009年サテライト賞テレビドラマ部門主演女優賞にノミネート、また同年のエミー賞主演女優賞(ドラマ部門)にもノミネートされています。
2017年に主演・製作も務めたHuluの『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』で、エミー賞およびゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しました。
オリヴァー・ジャクソン=コーエン(エイドリアン・グリフィン役)
オリヴァー・ジャクソン=コーエンは1986年10月24日生まれ、ロンドン出身の俳優です。
『ボーンキッカーズ 考古学調査班』(2008)、『遠距離恋愛 彼女の決断』(2010)、『ファースター 怒りの銃弾』(2011)、『運命の元カレ』(2011)、『推理作家ポー 最期の5日間』(2012)、『レッド・エージェント 愛の亡命』(2016)など出演作は多数。
主要な役柄を演じた作品はまだ少ないながらも、本作では主人公セシリアを追い詰める重要な役どころのエイドリアンを怪演しています。
2020年秋にはNetflixオリジナルドラマ『The Haunting of Bly Manor』の放送を控えているのも楽しみです!
オルディス・ホッジ(ジェームズ・レイニア役)
オルディス・ホッジは1986年9月20日生まれ、ノースカロライナ州オンスロー群出身の俳優。
2歳の頃に『セサミ・ストリート』に出演、9歳からブロードウェイへの舞台出演を経て、1995年に『ダイハード3』、2013年に『ダイ・ハード/ラスト・デイ』と、ダイ・ハードシリーズで唯一異なる役で複数の作品への出演を果たしています。
テレビシリーズ『レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀』では2009年のサターン助演男優賞ノミネート、『クレメンシー(仮題)』(2019)ではゴッサム・インディペンデント映画賞主演男優賞ノミネートならびにシアトル国際映画祭主演男優賞を受賞している実力派です。
子役時代から培った確かな演技力で、本作においても欠かせない一人となっています!
ストーム・リード(シドニー・レイニア役)
ストーム・リードは2003年7月8日生まれ、ジョージア州アトランタ出身の俳優です。
2018年のディズニー製作映画『A Wrinkle In Time(原作邦題:五次元世界のぼうけん)』においてヒロイン役を演じました。
ちなみに当作の監督は『グローリー/明日への行進』のエイヴァ・デュヴァーネイ、脚本は『アナと雪の女王』のジェニファー・リーで、古典児童文学を映画化した作品です。
他にも『シカゴ P.D.(シーズン2)』や『NCIS:LA~極秘潜入捜査班(シーズン5)』などにもゲスト出演しています。
ハリエット・ダイアー(エミリー・カス役)
1988年10月17日生まれで、オーストラリアのクイーンズランド州タウンズビル出身であるハリエット・ダイアー。
2012年のデビュー後、いくつかのテレビドラマへのゲスト出演や短編映画の出演があります。
2014年のナイン・ネットワークで放送されたテレビドラマ『Love Child』で自身初となるメインキャストとして起用されました。
その後も『Ruben Guthrie』(2015)、『キリング・グラウンド』(2016)、『The Way We Weren’t』(2019)などにも出演しています。
まとめ
映画『透明人間』は、原作に勝るとも劣らないハラハラドキドキの125分。
豪華実力派キャストとスタッフが贈る、狂気のサイコ・サスペンスです。
どうぞ、心拍数の上がり過ぎにはご注意を・・・。